掲示板(会員より)

 

第8期ミニMBA塾開講報告(2021.2.5)

詳細

 シニアのレイディズ&ジェントルメンの集いが醸し出す上質で落ち着いた六甲クラブの雰囲気が一時若やぐ時間帯があります。毎月中旬と下旬の水曜日の夕刻に開いている「ミニMBA塾」の受講生諸君が持ち込んでくれる活気によるものです。2011年の3月11日に古巣の旧川鉄の後輩を訪ねていて危うく帰宅難民になりかけ一晩お世話になった事の恩返しとして始めた「ミニMBA塾」ですが、今年でもう10年目、第8期を迎えました。(実は六甲クラブの会員証には災害で帰宅困難になったときの御守りが付いているのですよ?)
コロナ禍が深刻化し2度目の緊急事態宣言中という難局にも拘わらず、去る1月27日に東京六甲クラブの小野原副理事長と野崎常務理事並びに神戸大学東京オフィスの碇室長と阿紀ディレクター(Zoom出席)に臨席を仰いで新学期の開講式を計画どおり催しました。東京六甲クラブは都心のビジネス街にある帝劇ビルに入居しておりますので、萎縮気味の世相に倣い中止or延期という選択肢が常識なのでしょうが、内外の最新情報を収集して感染防止対策を講じつつ入手可能なデジタル・ツールをフルに動員することで、敢えて流れに掉さして一気に乗り切るのも経営学教育のあるべき形と判断しました。
 前7期の後半と同じく当面Zoomによるリモート講義が主体となりますが、所属先のルールと本人の健康状態が許せば対面授業への出席も可能としています(3割程度)。受講生は全員リモート・ワークのエキスパートで、問題児はデジタル・イミグラントの僕ですが、事務局の山口さん、TAの倉城さん、それに受講生の指導を受けながら凌いでいます。もともと全ての教材は以前からデジタル化、クラス内のコミュニケーションも当初から GooglegroupsとGoogle Driveを多用したオンライン化、そのうえ六甲クラブには視聴覚機器が装備され恵まれた教育環境にあります。
 コロナ禍で余儀なくされたリモート講義から幾つかのベネフィットが得られました。まず、ミニMBA塾の特徴の一つであった、本講義翌週の補講(業務の都合で出席できなかった場合の救済措置)がZoomの録画機能で代替できますので、Advanced Sessionに変身させることができたことです、これで講義時間が実質2倍になりこれまでできなかった追加説明、受講生のプリゼンテイション、担当業務をテーマにしたケース・スタディ、アルムナイ(卒業生)or外部の講師招聘等多様化が実現しました。また思わぬメリットが学期途中に転勤しても(毎回海外も含めて結構ある)継続が可能になり、首都圏以外の卒業生も受講可能になったことです。誤解を恐れずに言えば、質的・量的に進化させる上でコロナ禍が奇貨となりました。(ピンチをチャンスに!)
 ミニMBAは、理工系卒業生に経営学のエッセンスを説くことを主眼にスタートしました。講義内容は、米国のMBAコースのコア科目全般を取り上げ、経済学・会計・ファイナンスを主軸に経営戦略、マーケテイング、人財マネジメント、リスク・マネジメント、生産管理etc.を論じるのが特色です。有力ビジネス・スクールで使われている世界標準のテキストをベースに教材を編集することで,経営の実践体系理論を効果・効率的に説明することが狙いです。その後受講生の構成が変化し、理系と文系ほぼ半々、男性と女性は7対3(期によっては半々)、年齢は20代から60代まで幅広い分布、受講生数はここ数年30名程度でしたが8期はコロナ禍で少なめの24名です。もう一つユニークなのが卒業生で構成するアルムナイ組織の活動です。ニックネームを「掬星会」と称しますが、既に登録者100名余になり各期を跨いだ親睦を深めてもらっています。単なる飲み会と雑談に留めず、必ず誰かが得意のテーマでプリゼンテイションを行いデイスカッションするという「一翻縛り」が特徴です。
 受講生募集に当って、外部への宣伝広告を行わず、東京六甲クラブならびに神戸大学東京オフィスのHPへの掲載のみ、事実上口コミで成り立っているといっても過言ではありません。このような貴重な場の提供を受けここまで続けてこられたのは、六甲クラブの会員の皆様と事務局ならびに東京オフィスのご担当のお蔭であり、この紙面を借りて改めて心のこもったサポートに御礼申し上げます。

2021年2月5日
大住 敏之 記

 


受講生:対面出席11名+Zoom出席13名

 

以上

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